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空間インスタレーションのためのコラボ音源、「Music for Installation」シリーズを11/25(水)より配信!

2020.11.25

10月末にデジタルリリースした「Music for Dance」に続き、展示空間のために作曲した音源を「Music for Installation」と冠したシリーズ作品として11月25日(水)に配信します。建築家・田根剛氏がシチズン時計とともに光り輝く約12万個の時計の地板を使ってデザインし、ミラノサローネで発表したインスタレーション「time is TIME」や、アルスエレクトロニカ2019でWinnersにノミネートされた、アーティスト諏訪綾子氏、筧康明氏との共作、「Journey on the Tongue」のための音源がそれぞれbandcamp限定でダウンロード可能となります。この他、「Music for Dance」、「Music for Installation」シリーズとして、今後も関連音源が続々リリースされる予定です。

evalaは近年、「空間の作曲」という独自の手法でその場にいなければ体験しえない、音と空間の関係性を探求する作品を発表しており、現在、十和田市現代美術館「インター+プレイ」展にて自身の最新作となるインスタレーション「Anechoic SphereーHazeを展示中の他、12月1日よりGINZA SIX屋上庭園にて新作サウンドインスタレーションを展示予定です(作品の詳細は近日公開予定)。今回の配信音源は、現在のクリエーションに通じる作品群の一部として位置付けられます。

Music for Installation:2020年11月25日 bandcampにて配信
特設サイト:http://seebyyourears.jp/evala_release_2020/
関連ニュース:https://seebyyourears.jp/news/465/


Music for Installation 配信音源関連情報

“time is TIME” Tsuyoshi Tane 
(ミラノサローネ ミラノ イタリア 2016)


建築家・田根剛氏がシチズン時計とともにデザインを担った「time is TIME」は、2016年のミラノサローネにて発表されたインスタレーション。光り輝く約12万個の時計の「地板」が、約850㎡の空間を埋め尽くした。「いま」と「未来」を体感する空間を舞台に、楽音を一切排除し、粒子ノイズとパルスの空間運動によるサウンドで構成。

シチズン オフィシャル特設サイト: https://citizen.jp/event2016/milan/index.html

“border Installation ver.” Rhizomatiks Research x evala x Kinsei
(山口情報芸術センター [YCAM] 山口  2016)

2015年に発表された“border” のインスタレーションバージョン。

山口情報芸術センター (YCAM):https://www.ycam.jp/events/2016/border-installation-version/

“Journey on the Tongue” Ayako Suwa x evala x Yasuaki Kakehi
(Ars Electronica オーストリア 2019)

体験者が香りとリンクした「味わえる作品」”Taste of Journey”を口に入れると、触覚デバイスを通じて振動・音・匂い・味・質感など複合的な刺激が口内に広がる、あじわうことを導入にした時間経過や空間を移動するような4分間の仮想体験。作品全体の構想とディレクション、香りとあじわいの制作を諏訪綾子、音声振動を伝える触覚デバイスはメディアアーティスト・筧康明、空間と口内に響くサウンドをサウンドアーティスト・evalaが担当。本2019年5月、先端芸術と産業、テクノロジーが融合した優秀作品に送られる国際的アワード「STARTS Prize(スターツ・プライズ)」のWinnerにノミネート。

INTERSECT BY LEXUS ウェブサイト: https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/journey-on-the-tongue.htm

“MTM [Mind Time Machine]” Takashi Ikegami
(山口情報芸術センター [YCAM] 山口 2010)

人工生命研究者・概念芸術家の池上高志氏による、人間の脳内で起こっている時間の生成/編集のプロセスを、映像とサウンドによって体験できるインタラクティブインスタレーション。

山口情報芸術センター(YCAM) https://special.ycam.jp/doc/relatedworks/